2011年01月28日

日輪神社と管粥神事

Ciao. spockです。

寒いですねぇ。
これだけ寒い日が続くのも、オレが高山へ帰って来てから初めての事ですね。
でも、考えてみると、オレが子供の頃は、最低気温がマイナス21度、という事が、一冬の間に何回かありました。
そんな朝は、玄関に出るだけで、鼻毛が凍り付いたし、自転車に乗っている人は、息が凍り付いて、耳の辺りの髪の毛が真白になってましたからねぇ。
そう考えると、昔に比べれば確実に暖かくなっているわけですが、やっぱり温暖化の影響なのかなぁ、って思いますね。

まぁ、温暖化とは言っても、寒い事には変わりなく、今の時期、ウチの事務所は厨房の隣にあるのに、角をひとつ曲がるせいか全然暖かさが伝わらないので、本当に寒くて、石油ファンヒーターを全開にしても全然暖まらないんです。
でも、去年ユニクロへ行った時に、期間限定価格で売っているのを見て買ってきたウォームイージーパンツ・・・・これが本当に暖かいので、今シーズンはファンヒーターを使わずにすんでいるんですよ。
シンプルなスタイリングを求めるオレには、余計なラインや迷彩柄、巨大なポケットなんかが付いたデザインばかりで、選択肢が限られるのが不満だけれど、機能的には充分満足できますね。
これで1290円は、本当にいい買い物だったと思うのだけれど・・・・不思議なのが、そのサイズ。

オレは細めの体形なので、ウエストは細いけど、ヒップや太もも周りは結構筋肉が付いているので細くはないし、足の長さだって、イタリア人と長さ比べをして勝った位だから、決して短くはないと思うのだけれど、そんなオレにピッタリ合うのがSサイズなんですよ。
オレより小柄な人は、どうしているんでしょうね。



さて、今年も1月の14日、旗鉾の伊太祁曾神社の管粥神事と、日輪神社への参拝に行ってきました。
丹生川地区には神社が多いのですが、その中でも極め付けの『パワースポット』が、この2つの神社だと思います。

20年以上も前から、毎年1月の初めに、親友の千葉茂と一緒に、日輪神社へ参拝に行っているのですが、知る人ぞ知るスポットだった日輪神社が、このところのパワースポットブームのせいか、訪れる人が多くなっているようです。
日輪神社と管粥神事
日輪神社については以前にも書いた事があり、そのブログは多くの方に読まれているようで、アクセス解析で見ると、一月に500回近く読まれているようだし、日輪神社でググルと3~4番目に出てきますから、結構興味を持っている人が多いのでしょうね。

一昨年、日輪神社へ行った時に(3年前から黒雷鳥さんも一緒に行くようになったのですが)、rekisy さんのブログに書かれていた伊太祁曾神社(いたきそじんじゃ)の事を思い出し、凍り付くような寒空の下、
日輪神社と管粥神事
トップを開けたジャガーを走らせて、伊太祁曾神社を探して回りました。
日輪神社から、平湯方面に向かってしばらく走ると、右側の斜面に鳥居が見えたので、そこへ行ってみると、
日輪神社と管粥神事
額の文字が『伊太祁曾神社』と読めたので、社殿に参拝した後、rekisy さんのブログにあった裏山の本殿を探してみましたが、いくら探しても、それらしいものが見つからないんですよ。
30分も雪の斜面を歩き回ったでしょうか。
と、千葉が、もう少し先にも神社があった、と言うので、そこへ行ってみる事に。

道路脇の空き地にクルマを停め、途中に鳥居のある坂を下り、右に曲がったところが境内で、立っている案内板を見て、
日輪神社と管粥神事
どうやらそこが探していた伊太祁曾神社らしいと分かったのですが、
日輪神社と管粥神事
社殿の左側の縁の下を通り抜けて裏山を見ると、確かに2つの社がありました。
日輪神社と管粥神事
日輪神社と管粥神事
その時に案内板を見て管粥神事の事を知り、去年から、管粥神事にも行くようになったわけです。
(後で地図を見てみると、この辺りには『伊太祁曾神社』がいくつもあるようです。)


管粥神事は、毎年1月14日に、伊太祁曽神社境内で行なわれ、お粥は、米に小豆や稗などを加えたところへ、寒ざらしにして6cmほどの長さに斜めに切った麻の茎を入れて、大釜で炊かれます。
日輪神社と管粥神事
この茎を割って、中に入った豆類や米の詰まり具合で、農作物の品種ごとのでき具合や、天候、景気など、その年の吉凶を占うわけです。
日輪神社と管粥神事

結果を書きとめた帳面は、頼んだら見せてもらえたし、写真を撮ってもいいかと訊いたところ、OKが出ました。
日輪神社と管粥神事
ただ、1枚だけ、これは写真を撮らないように、と言われた紙があったのですが、どうやら氏子の人達がプライヴェートに占ってもらったもののようで、芸能人の名前や、プロ野球の球団名が並んでいました。


今年は、その寒さのせいもあって、行くのを止めようかとも思っていたのですが・・・・結局は、行きたいという衝動に駆られ、行ったのですよ。
ランチの営業が終わったところで出発し、雷鳥屋へ寄って黒雷鳥さんを乗せ、丹生川へ向かいます。
本来なら、日輪神社を先に参拝するべきなんでしょうけど、管粥神事に間に合うよう、先に伊太祁曾神社へ向かいます。
道は思ったよりスムースに流れ、2時半過ぎには伊太祁曾神社に着いたのですが、帰る人がゾロゾロと歩いている・・・・ちょっと遅かったか。

クルマを下の道まで進めて停め、境内に入ると、もう神事は終わって、お粥の大釜も運び出された後だったようです。
もう30分、早く来るべきだったかな。
でも、社殿へ行って訊いてみると、お粥をひとつずつ貰えました。
日輪神社と管粥神事
社殿の中を見ると、ちょうど神事の結果を書いた紙を纏めているところで、
日輪神社と管粥神事
お願いして結果を見せてもらいました。
今年はトマトが大豊作のよう・・・・当たったら、ウチにとっては本当にありがたい事ですね。
日輪神社と管粥神事
天候や景気も、概ね平穏無事な一年になりそうです。
日輪神社と管粥神事

この社殿の中から本殿が見えるようになっているのですが、その本殿へ行くには、社殿の左下、川べりの崖を通って、裏山へ上らなければなりません。
深い雪を踏み締め、道を作りながら上った去年に比べれば、今年の雪は大したことがありませんね。
ここにある二つの社
日輪神社と管粥神事
日輪神社と管粥神事
にお参りし、崖っぷちの社殿の縁の下をくぐって、
日輪神社と管粥神事
境内に戻ると、
日輪神社と管粥神事
すでに社殿の扉は閉じられていましたが、焚き火のまわりは、まだ賑わってますね。


次は日輪神社へ向かいます。(日輪神社の詳しい事は、上にも書いた過去のブログを見て下さい)

雪が少ないお陰で、去年に比べればラクとは言え、上っていくうちに息が切れてきますね。
上りきると、社殿が見えるのですが、
日輪神社と管粥神事
なんと、右側の建物が、新しい建物になっている。
日輪神社と管粥神事

社殿の中に入ってお参りし、(左下は記帳している黒雷鳥さんのアタマです)
日輪神社と管粥神事
お札とお守りを買ったあと、
日輪神社と管粥神事
芳名録に記帳します。
ここにはいつも、3冊の帳面が『芳名録』として置いてあるのですが、以前は3冊埋まるのに2年以上かかっていたのに、今回見てみると、半年と少しで3冊が埋まっているんですよ。
それだけ、ここへ来る人が多くなったという事なんだと思いますが、これも『パワースポット』ブームのせいなんでしょうかね。 

20年以上も前から来ている人間としては、一過性のブームで荒らされる事がないように願うばかりです。
そして、飛騨ピラミッド群の中心で統括するコントロールセンターとして
日輪神社と管粥神事
いつまでも機能し続けてほしいものですね。


今年も、こうしてお参りしましたから、いい年になるといいんですけどね。
自分だけではなく、世の中がよくなりますように!!


では、また。
Ciao. Arrivederci!!

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Posted by spock at 08:16│Comments(3)
この記事へのコメント
おお、日輪神社!!

あそこ怖いっす、空気感すごいっす。

毎年行くんすが、押しつぶされそうな空気感。

怖っ(汗)・・・はははっ。
Posted by frog eyes at 2011年01月28日 23:25
frog eyes さん

確かに、独特の『空気感』がありますね。
オレは怖いと思った事がないんですが・・・・

でも、ああいう場所があるという事が、スゴい事なんですよね。
Posted by spockspock at 2011年01月29日 11:08
二月に参らせて戴きます
神々が集う処
Posted by 山ちゃん at 2014年01月21日 22:38
 
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