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2008年06月13日

バカじゃねーの!!

Ciao. spockです。

7日(土曜日)の朝刊に、一面全部を使った広告が出ていましたが、気が付きましたか?
こんな広告です。



その翌日に、TVで一日中エコ番組をやっていましたから(全く非エコな内容だったので,途中で見るのを止めましたが)それと関係あるのかもしれませんが・・・・

その広告には,こんな事が書かれています。



これを見て,どう思いますか?
オレは思わず「バカじゃねーの」って言ってしまいましたね。

この広告は、世界一の自動車メーカーの広告としては、あまりにもお粗末すぎる。
自動車メーカーである以上、クルマを売らなければならないわけですから、広告を出すのは当然ですが、人間の使う道具の中で一番『非エコ』な自動車を製造するメーカーの『エコ広告』なら、もっと真面目に考えた広告を出すべきだと、オレは思います。


何故そんな事を思ったのかというと、先日読んだ記事に、イギリスのある研究所の試算によると、プリウスを1台製造するのに必要なエネルギーをガソリンに換算すると約1000ガロンになる、と書かれていた事を思い出したのですよ。

おそらく,今世界で一番燃費のいいクルマは、トヨタのプリウスでしょう。
プリウスに限らず、トヨタのハイブリッド技術は、間違いなく世界一だと思います。
いや、普通のガソリン・エンジン車でも、トヨタの燃費の良さは認められている事です。
でもね、『燃費の良さ』と『製造に必要なエネルギー』を比べて考えた場合、どっちがエコなんでしょうね?

で、検索してみると・・・・ありました。
アメリカのワイヤード(Wired)という雑誌が、この事について書いているのです。

  プリウス製造に必要なエネルギー 11万3000 BTU (イギリス熱単位、1BTU=約251.996カロリー)
  11万3000 BTUをガソリンに置き換えると 1000ガロン (3785リットル)
  製造コストに追いつくのに必要な走行距離  4万6000マイル (7万4029.824km)

まぁ、非常に解りにくい訳し方ですが、要するに、プリウスを1台製造した時点でガソリン3785リットル分のエネルギーが使われており、新車がショールームに置かれた時点で、既に74000km走ったのと同じだけのエネルギーが使われているのだという事です。


これだけでは解りにくいので、実際に数値を入れて計算してみるとどうなるのか、やってみました。
上の試算でのプリウスの燃費は46000mile/1000gal として計算されていますから、日本式に換算すれば、約19.56km/ℓ になります。
その数値を使って、燃費が10km/ℓのクルマからプリウスに乗り換えた場合、その燃費の差で3785リットル分を償却するには、どれだけ走らなければならないのかというと・・・・

走行距離(km)を x とした場合
   x÷19.56+3785 < x÷10
      が成り立つ x の最小値を求めると77443になりました。
燃費が10km/ℓのクルマからプリウスに乗り換えた場合、77443km 走らないと『エコ』にはならないという事です。
という事は、プリウスに乗り換えて、77443kmまで乗らずに手放したら、エコどころかムダという事になりますね。

じゃぁ、もっと燃費の悪いクルマの場合はどうなるか、自分のクルマ(『化け猫』こと、50万円で手に入れた ジャガー XJ-S コンヴァーティブル )で計算してみました。
ジャガーのV12エンジンは、燃費の悪い事で有名な『非エコ』エンジンなのですが、その燃費は街中を這いずり回って約4km/ℓ、高速道路で約9km/ℓですから、街乗り主体という事で、平均5km/ℓとして計算してみると・・・・
   x÷19.56+3785 < x÷5
      が成り立つ x の最小値は25425になりました。
XJ-Sからプリウスに乗り換えた場合、25425km走ればエコになるわけなんですが、『非エコ』なウチのジャガーは、年に1000km走らせるかどうかというところですから、それでいくと、エコになるまでに25年以上かかりますね。
そもそも、プリウスを製造するのに必要な3785リットルを使うだけでも19年かかるんですから・・・・

それに、もしジャガーからプリウスに乗り換えたら、その燃費の良さに、思わずムダ乗りしてしまうような気がするんですが・・・・オレに限らず、人間の心理として、燃費のいいクルマに乗ると、その分乗る距離が増えてしまう事は避けられないのではないでしょうかね。


上で引用したワイヤード誌には、「エコなのは中古車かもよ?」と書かれた上、さらに
ガソリン高騰で「(売れない)SUVは下取りお断り」のディーラーもちらほら出ている今のアメリカで、最近見直されてるのが90年代のシンプルな中古車なんです。調べてみるとこれが軽装備な分、意外と燃費が良い。ハイブリッド普及前だから目立たなかっただけでしょうか?
と書かれています。 
 
そういう事をあれこれ考えると、トヨタがこの『エコ替え』という広告を出した真意というものが、全く解らないのですよ。
トヨタはこの広告を作るとき、どんな人達をターゲットにしたのでしょうね。
まぁ,何年か毎に新車に買い替える、という人になら説得力はあるんでしょうが・・・・

オレはこの広告を、物事を深く考える事を放棄してしまった人達に対する姑息な見せかけだけの広告、だと思っていますがね・・・・


日本がバブル景気の余波で『高級車ブーム』に沸いていた1991年、ダイムラー・ベンツは、メルセデスの新型Sクラスを発表した際に、エコロジーについて言及し、排気ガスの浄化、資源のリサイクル、使用素材及び生産方式のクリーン化に特に力を入れている事を、キャタライザーの改良、100g以上の全てのプラスティック部品の素材名マーキング、特定フロンや重金属の使用をほぼゼロにした事、というように、具体的に発表してみせたのですよ。

オレはメルセデスというクルマに,全く惹かれるものを感じません。
例えば、ウチのXJ-SのライヴァルともいえるメルセデスSLは、性能も、オープンカーとしての安全性も、XJ-Sよりずっと上ですが、オレはSLに惹かれたことはないですね。
(もっとも、もしオレにSLに乗っている金持ちの伯父さんがいて、「お前にやるよ」って言われたら、喜んで乗りますけど・・・・)

でも、メーカーの志の点では、ジャガーよりダイムラー・ベンツの方が、遥かに高いところを見てますね。
ほぼ同時に、BMWも同じような事を発表しましたが、オレはそういう事を世界に先駆けて実施した両社を、尊敬の目で見ましたね。


あれから17年、トヨタは世界一のメーカーになりましたが、そのトヨタがこんな広告を出した事を、オレはすごく残念に思いますね。 
もし、トヨタが本当に『エコ』に対して真剣に取り組むのであれば,こんな十把一絡げの姑息な広告を出すのではなく、正確な燃費や製造に必要なエネルギー量を公表した上で、ユーザーの使い方や走行距離によって、どのクルマを選ぶのがエコなのかを提案すればいいと思うのですよ。

広告の一番下に、小さな字で『貴重な資源をリサイクルしていく活動にも取り組んでいます。』と書いてあるけれど、どういう活動をやっているのか、という事こそ書くべきだと思いますね。
広告の中の、関根さんの顔が引き攣っているように見えるのは、オレだけでしょうか・・・

おそらく、クルマ好きの人達の多くは、この広告を見て,大なり小なり違和感を感じただろうと思います。
もっとも、そういう人達の中に、トヨタのユーザーはあまりいないのでしょうけど・・・・


オレはクルマが好きです。
ウチのXJ-Sは『非エコ』なクルマですが、ずーっと憧れ続けて、やっと手に入れたクルマですから、いつまでも乗り続けたいと思っています。
そのために、「ムダに乗らない」「アイドリング・ストップ」「エコ・ドライヴィング」という3つの事を常に心がけるようにしているのですよ。
『エコ』なクルマを乗り回すよりも、『非エコ』なクルマを必要最小限だけ乗る方が、ガソリンの使用量は少なくてすむのですから。


オレは思うのですが・・・・

炎天下の駐車場で、エアコンをつけてアイドリングしたまま駐車しているクルマを良く見かけますが、そういう事に全く疑問を持たない人達と、この広告を見て『エコ替え』に走る人達って、結構重なっているんじゃないのかなぁ・・・・


では、また。
Ciao. Arrivederci!!  

Posted by spock at 10:05Comments(25)クルマ

2008年06月03日

スピリチュアルな香りの話

Ciao. spockです。

さっき投稿したら、なぜか『Spockのネタ帳』の方に投稿されてしまったので、改めて投稿し直しました。

5月も終わりましたねぇ。
ゴールデン・ウィークは、ありがたい事に、意外なくらい予約が入っていましたが、その後は反動でしょうか、全くヒマでした。
もっとも、配達に来た業者の人に訊いても、知り合いの同業者に訊いても、みんな同じようにヒマだと言いますから、ウチだけではないんでしょうけど・・・・
世の中が動き出してくれるといいんですけどね。

そういえば、先日、オレの背中に翼が生える夢を見ました。
どういう意味なんだろうと考える事数日・・・・今は勝手に「飛躍の前兆だ」と思う事にしてますけど・・・・


さて、この前『Spockのネタ帳』に、「去年、香りに関するスピリチュアルな体験をしたのですが・・・・それを書き始めると長くなりそうなので、近いうちに『ラ フェニーチェのチューボーから』に書く事にしましょう。」と書いたので、今回はその事を書きます。

では・・・・


去年の1月から2月にかけて、ある講座を受講するために、東京へ出かけました。
その事については、このブログにも何回か書いたのですが、何の講座かという事までは書かなかったのですよ。

まぁ、丁度その頃、その事がブームになっていた時期だった事もあって、あまり大っぴらに書きたくなかったのですけどね。
で、その頃のブログの中に、オレはこんな事を書いています。

今回東京に行った目的は、ある講座を受講するためでした。事前に来た文書に『1日やっただけでフラフラになりますから、覚悟して来て下さい。』という講師からのメッセージが書かれていましたが、本当に疲れました。あと何回か受講しながら、自分自身の技術を磨かなければならないのですが、最終試験に合格すれば、認定証を貰えるわけです。認定されたら、(ありきたりな言い回しですが)世のため人の為に、その仕事をしたいと思っているのです。勿論、店の空き時間に行う副業としてですよ。
ただ、どんな事であっても、技術を磨くには経験が必要です。(例えば、調理師学校を卒業したからといって、すぐにお客さんに出せる料理ができるわけではありませんからね)初めのうちは、実験台(?)になって頂くクライアントが必要なんですよね。またこの仕事は、人によってはスゴく胡散臭く見えると思います。だから、どのように始めるかも考えなければいけないのですよ。まぁ、あくまでも認定されてからの話なんですけどね。



その時オレが受講して身に付けた技術というのは『スピリチュアル・カウンセリング』なんですよ。
講座では、スピリチュアル・カウンセリングの初歩から、プロとしての営業の仕方までを学びました。
講師はスピリチュアル・カウンセリング研究の第一人者M先生で、実際に受講してみると、本当に1日でフラフラになるくらい疲れましたね。

本当の事を言えば、ズブの素人がスピリチュアル・カウンセリングをできるものなのか半信半疑で行ったのです(受講者の大部分はそう思っていたようです)が、できたのですよね。
おそらく、こういう事に集まる人達は、大なり小なりそういう波動を持っているのでしょうね・・・・その波動が共鳴して増幅され、感覚を掴む事ができたのだろうと思うのです。

全部の回を受講して修了を認定されているのは(オレも含めて)26人で、そのうちの約半分の人がプロとして活動を始めているようです。

ただ、こういう仕事って、技術もさることながら、資質も大切なんですよね。
はたしてオレには、そういう資質があるのか・・・・考える程わからなくなります。
いきなりプロを名乗るのも、勇気がいりますね。

もっとも、先生の話によると、駆出しのカウンセラーには、それに合ったレヴェルの問題を抱えたクライアントが来るものなのだそうですけど・・・・


講座の後半では、4〜6人のグループに分かれて、実際にカウンセリングの練習をしたのですが、オレは結構ムラっ気があるせいか、初めの2人には答えがポンポンと出て、まわりの人達から「すぐにプロでいけるよ」なんて言われていたのですが、3人目になったとたん、全く答えが出なくなって焦りまくったり・・・・

先生の解説によると、その3人目の人の問題と、オレが潜在的に抱えている問題が、非常に強い関連を持っているので、ある種の拒絶反応が起こったのだとか・・・・
そういう場合の対処法を身に付けないといけないのでしょうね。


講座の内容や、そこで起こった出来事などは、そういう事を信じない人にとっては全く下らない話だと思うので、ここには書きませんが(興味のある方には、直接来てもらえばお話ししますけど)、オレ自身が実際に体験した事だけを書く事にします。


スピリチュアル・カウンセリングの場合、カウンセラーが答えに自分の考えや観念を加える事は、絶対に避けなければなりません。(それをやってしまうと『スピリチュアル』ではなく、単なるカウンセリングになってしまいますからね)
そのためには、感情をクリアにしておかなければいけないのですが、M先生の話によると、感情をクリアにするには、アロマが有効なのだそうです。
講習では、実際に12種類のアロマオイルを使って、目的や使い方を習ったのですが、その時に不思議な体験をしました。

この時に使われたのは、Young Living というアメリカのメーカーのエッセンシャルオイルで、非常に純度が高いので、直接身体に塗る事ができるオイルなのだそうです。

順番にオイルを手に取って、身体に塗る位置や塗り方、塗る時の意識の持ち方などを習ったのですが、ホワイト・アンジェリカというオイルを使った時に、それは起こりました。

このホワイト・アンジェリカ White Angelica は、感情を安定させるために使うオイルで、掌に数滴取って両手でのばし、両腕と首の後ろから頭の前までを、身体から約15cm離して、オーラをマッサージするように使います。


右手の掌を、左腕の肩の方から手先に向かって動かしていた時、手首に、弱い電流が流れたようなビリビリッと痺れる感じがしたのです。
他のところでは全く何も感じないのに、左の手首だけ、何回やっても感じるのですよ。
後で先生に質問しようと思っていたのですが、何故か質問する気になれなくて、煮え切らない気持ちのまま、その日の講習は終わりました。

講習が終わったところで、地方から出てきている人だけ集まって、先生を囲んで食事会をする事になり、近所の居酒屋へ行ったのですが、たまたまオレは先生の隣に座る事になったのですよ。
で、食事が一段落したところで、先生に、左手首の事を訊いてみたのです。

と、先生はしばらくハイアーセルフ(上位自我)と交信してから、こんな事を言われました。
「こんな事を言うと、嫌な思いをするかもしれないけれど、実はあなたは、前世のどこかでリストカットをしているのですよ。」

前世がどうなっているのかは解りませんが、例えば、戦国時代に生きていたなら、人を何人か殺していたとしても不思議はないわけですよ。
そんな心構えはあったのですが、自殺を図っていた、と聞かされると、やはりショックです。

で、さらに訊いてみました、「じゃあ、その時、リストカットをして死んだわけですね?」
先生は、しばらく交信してから、こう言われました。
「はい、死んでますね。でもね、今回こういう事が解ったのは、あなたにとって、すごくいい事なんですよ。あなたは、諦めがよすぎて後悔した事が何回もあるはずです。そういう行動を良く考えるように、という指示が来ているのですよ。」

驚きました。全くそのとおりなんです。
物事をやっている途中で、勢いで止めてしまって後悔した事が何回あったことか・・・・

でもこの時、スピリチュアル・カウンセリングとはこういう事なんだな、と頭と身体の両方で理解する事ができましたね。
それと、みんなの前で質問する気になれなかった理由も、何となく解ったような気がしました。
この体験をしただけでも、この講座を受講した価値があったというものです。
(M先生にタダでカウンセリングしてもらった人は、他にはあまりいないでしょうね)

7月の1日で、ウチの店がオープンしてから丸3年になりますが、実際のところ、思うように行かず「もう止めるっ」て思った事が少なからずありましたが、その体験以降は「うまくいくまで諦めない」って思い直すようになりましたね。


このホワイト・アンジェリカというオイル、ググってみると、結構多くの人が使っているようで、中には、お守り代わりに持ち歩いている、という人もいました。
オレも手に入れようかと思ったのですが、このメーカーの販売方法が、マルチ商法(?)みたいでイヤなんですよね・・・・普通に売ればいいのに・・・・
まぁ、本当に必要になった時には、むこうから近づいて来るはずですから、その時に手に入れればいいと思ってますけど・・・・


M先生が言われるには、この仕事を始める時には、必ず何かの『きっかけ』があるのだそうです。
今回、こんな事を書く気になったのが、その『きっかけ』なのかもしれません。

まぁ、あくまでも「求められて」成り立つ事なんですけどね・・・・って、どんな仕事でもそうなんですけど・・・・


では、また。
Ciao. Arrivederci!!  

Posted by spock at 09:24Comments(6)