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2009年08月22日

いろいろあって・・・・8月編

Ciao. spockです。

雨の続いた日々がウソのように晴れた日が続いていますが、風はもう、秋の乾いた風ですね。
天気がいい日は、昼の営業が終わったらプールへ行く事にしているのですが、3時を過ぎると、日差しは強いのに、風が涼しく・・・・と言うより、寒く感じられます。
夜になると、あちこちから虫の声が聞こえるし・・・・
いやホント、夏にならないまま秋を迎えてしまったような・・・・夏大好き人間のオレにとっては、本当に寂しい夏でしたねぇ。

忘れないうちに、ここでお知らせです。
23〜24日は、友人達に会いに熱海まで行くため、24日は休業させて頂きますので、よろしくお願いします。
ちょうど1年前の熱海行きは、大雨のために予定がメチャクチャになりましたが、今年は天気も良さそうなので、年に1回の旅行を楽しんで来れそうです。
化け猫を引き取りに行った時以来のロングドライヴになりますが、話に聞く『芦ノ湖スカイライン』を、化け猫と走るのが楽しみです。

さて、そんな8月も、もう下旬・・・・いろいろありました。



気が滅入るほどの長雨の所為で、野菜の出来が良くないようですね。
当然、値段も上がるのですが・・・・

前回にも書いたOさんのおかげで、トマトとジャガイモに関しては、本当にありがたいくらい良いものが手に入ります。
Oさんから、イモとトマトが穫れた、と連絡が入ったので、取りに行って来ました。

Oさんの作業場に入ると、ジャガイモが3種類、むしろの上に広げられていました。
長雨の所為で、半分近くがダメになってしまったそうですが、そこに並べられているイモは、本当にしっかりとしたイモでした。
ニョッキ用に『きたあかり』と『インカの目覚め』を3kgずつ選びます。

それから、いつものトマトを選びます。
このトマトを使って作る、トマト入りカルボナーラは、本当にウマいと思います。
ちなみに、今度の『月刊ブレス』に載りますよ。
Oさんが、ウチのために作ったトマトだと言って、別のトマトを持って来てくれました。
それがコレ!!『シシリアンルージュ』

ひとつ摘んで食べてみると、濃厚な旨味とともに、しっかりとした酸味があります。

直感的に、これはいい、と思いましたね。

料理用として熱を加えても良さそうだし、ドレッシング用には絶対いいハズ・・・・

穫れた分全部、もらうことにしました。


イモとトマトをこれだけ買っても、驚く程安い・・・・本当にありがたい事ですね。


ニョッキは、ウチの人気パスタのひとつなんですが、新ジャガの時期は作りません。
水分が多過ぎるイモだと、形を作るために、粉を多くしなければならないのですが、そうするとどうしても、イモの味が弱くなってしまうので、ある程度水分が落ち着いた頃を見計らって作るわけです。
今の時期は、ちょうどイモの水分が落ち着いてくる頃なんですが、今回の『きたあかり』は、本当にしっかりとしたイモで、茹でて皮をむいた瞬間、ジャガイモの匂いを強く感じました。
当然、出来上がったニョッキも、イモの味と香りが濃厚なニョッキになりました。

『シシリアンルージュ』は、予想通り、ドレッシングに最適です。
ただ、そのまま使うと、いささか主張が強すぎるので、普通のトマトと合わせて使うと、奥行きのある味になります。
また、調理しても、しっかりと旨味が残るのがいいですね。
鯛や魚介類と一緒に、紙で包んでワイン蒸しにすると、その酸味と旨味がスゴくいいアクセントになります。
そういう場合、ドライトマトを使うのが流行りみたいですが、オレは生のトマトを使う方が自然だと思います。

いわゆる『ミニトマト』と言われるトマトは、甘味が強い事で人気があるそうですが、オレの感覚では、あの甘味は何か不自然に思えてしまうし、食感も柔らかすぎますね。
でも、このトマトは、本当にトマトらしいトマトだと思います。

ただね、かなりイタリアのトマトを意識して作られた品種だそうですが、この名前は何とかならなかったのかと思いますね。
英語とフランス語を無理矢理合わせなくても、シチリアーノロッソ、とでもすれば良かったのにねぇ。



前回のブログにも書いたように、この6日と7日、下一商店街の七夕まつりに出店させてもらったのですが、準備の間、常に空を見ているような、そんな2日間でした。

以前から、親友の千葉茂が、七夕の時にジェラートを売ったらいい、と言ってくれていたので、実際に出店するにはどうすればいいのか聞いてもらうと、保健所と警察の許可を取ればOKとの事。

今回はジェラートを売るのが第一の目的なんですが、例によって、他では売ってなさそうなもの・・・・ブラウマイスター、ブラッディ オレンジ ジュース、ワイン・・・・を一緒に売ろうと思ったわけです。
でもね、逆に、知られていないから売れない、という可能性もありますが、まぁ、とにかく、やってみるしかないわけです。

で、保健所へ行って詳しい事を訊くと、食べ物を売る場合は、上、後ろ、左右を覆わなければならないとの事で、テーブルを並べただけで売るようなわけにはいかないんですね。
それから、手洗い用の流水タンクや消毒装置、冷凍庫内の温度計、フタ付きのゴミ箱などを備える事が条件になっているんですよ。

その後、警察でも手続きをしたのですが、道路の使用許可書には、露店の大きさの規定まで書いてあり、高さと間口が2m以下で、奥行きが1.5m以下と決められているんですね。
ただね、どっちの場合にも、貼って出す『印紙代』が結構かかります。
もうちょっと安くてもいいんではないの。

相変わらず貧乏なオレが、大きさの規定に合うテントを用意するには、アタマと体力を使って自分で作るしかありません。

早速、ホームセンターへ行って使えそうな材料を探し、見つけたのが、水道用の塩ビのパイプとジョイント、それに、シルヴァーのビニールシート・・・・総材料費、8000円弱。

パイプをカットしてジョイントと組み合わせ、力がかかるところは接着した上に、さらに穴をあけてビスとナットで補強し、ひとりでも組み立てられる状態にしました。

前日の夜に慌ててやったので、実際に組み立てるのは、ブッツケ本番です。


当日は、午後4時を過ぎると、クルマが下一通りに入れなくなるとの事なので、昼の営業が終わったところで冷凍庫を借りに行き、そのあとクルマに機材を積めるだけ積んで2往復・・・・なんとかギリギリ4時までに『千葉大正軒』の前に運ぶ事ができました。

小雨の中、向かいでは、プロ(金魚すくい)がテントを組み立てています。
その前で、水道用のパイプの骨組みを組み立て始めたのですが、計画通りに店が仕上がったのが、ちょうど5時でした。
廻りを見てみると、まだまだ結構クルマが通っている・・・・生活道路なので、歩行者天国が始まるまでは、完全にクルマを締め出す事はないようですね。

準備はできたものの、人通りはまだまだ少ない上、覗いて行く人も少ないですね。
実際に動き出すのは、暗くなってからでしょうか。
甥の大地が手伝いに来てくれたのですが、もっとゆっくり目に来てもらえばよかったかな。

店を出すきっかけを作ってくれた千葉は、息子の野球の試合のため、2日とも不在なのですが、もともと下一には、知り合いというか、顔なじみが結構多いので、いろいろ声をかけてもらえたりして、初めてなのに、全く疎外感を感じる事なくできたのは、本当にありがたかったですね。

と、そこへ、最初のお客さん・・・・中学時代の同級生と、その奥さんが通りかかり、ブラウマイスターを2つ注文し、横に置いた縁台に座って、しばらく話をして行きました。
時刻は6時を過ぎ、そろそろ人通りも少しずつ増えてきたので、「さぁ、やるぞ」という気持ちを高めるために、着替えをする事に・・・・

オレは何かを始める時、気持ちを引き締めるために、タイトなものを身につけたり、ポニーテイルにしている髪の毛を解いて、もう一度キッチリと束ね直したりします。
要するに、昔の人が言った「褌を締めて掛かる」というヤツですね。
今回は、シルヴァーのフットボールパンツにUnderArmourのコンプレッションT・・・・これ以上タイトなスタイルもないでしょうね・・・・その上に白のパーカを着て、臨戦態勢に入ったわけですよ。(商売と言うよりスポーツですかね  笑)


ボチボチと人が増えてきましたが、みんな店の前を素通り・・・・まぁね、一通り見てから、という事なんでしょう。
下一通りへ入ってきた時点で、すでにビールのコップを持っている人も結構いますが、まぁ、これは仕方ないか・・・・
外人さんも結構多く、あちこちにカメラを向けて写真を撮ってますねぇ。

そんな外人さんの夫婦が来て、ブラウマイスターを2つ注文しました。
で、ブラウマイスターを注いでいると、店の前に吊るしておいた看板を掴んで、How much this board?(そう聞こえた) って訊くんですよ。
その看板は、キリンの『ドラフトマスターズ・スクール』を卒業した時に貰ったもので、「生ビールの達人の店」と筆書きされているのですが、外人さんから見ると、漢字の看板が面白いのかもしれませんね。
もちろん、Not for sale. と答えましたが。

お隣の『なべしま銘茶』の前では、やはり同級生のヨッちゃんがポップコーンを作っていて、香ばしい匂いが漂ってくるにつれ、お客さんが並び始めます。
それに比べると、ジェラートというのは、実物をディスプレイするわけにいかないのが辛いところですね。


徐々に人通りも増え、ブラウマイスターとジェラートも売れ始めました。
予想していたのとは逆に、ジェラートよりブラウマイスターの方が良く売れます。
ブラウマイスターの事を、「値段は高いけど、濃くてウマいですよ。」って説明していたのですが、殆どのお客さんが、一口飲んで「ウマいっ!!」って言って下さったので、600円という値段でも、納得してもらえたと思います。

ブラウマイスターやジェラートが売れているのに比べ、ワインの人気は今ひとつですね。
中には、おかわりをするために戻ってこられたお客さんもありましたが・・・・
ブラッディ オレンジ ジュースは、この日ついに売れませんでした。
こんなウマいジュースなのに・・・・やっぱり、知名度の低さが致命的だったのか・・・・

7:30〜8:30頃が人通りのピークで、こういうイヴェントって、やっぱり人が集まるもんなんだなぁ、と改めて思いましたね。
ウチの店へ来られた事のあるお客さんが、気がついて立ち寄って下さる、という事が意外と多く、ありがたい事だと思いましたね。

そうこうしていたら、前回のブログのコメントに予告の書き込みをしてくれた Takechi クンが、予告通りデジカメを持って、やって来ました。 
その時の写真は、彼のブログにアップされていますが、オレは写真を全く撮らなかったので、唯一の記録、という事になりますね。

9:30を過ぎると、流石に人通りは少なくなり、撤収し始める店も出て来たので、ウチも撤収する事に・・・・
売り上げはたいした事はなかったけれど、かけた費用を取り戻すくらいの利益はありました。
明日の売り上げの利益が、今回の儲けになるわけですから、あすも頑張らなければ・・・・


翌7日は、店の昼の営業が終わったところで準備を始めたのですが、急に前が見えない程のものすごい雨が降って来て・・・・天気予報では、夕方から曇りになっていますから、それを信じて下一へ向います。
見てみると、プロの人達は、そんな雨の中でもテントを張っていますから、これなら大丈夫だろうと思い、小雨になるのを待って、ウチもテントを張り始めました。
で、テントを張り終えた頃には雨も上がりましたが、急激に気温が下がって来たんですよ。
これじゃ、ビールもジェラートも、売れないんじゃないかと・・・・

この日の最初のお客さんは、黒雷鳥さんで、クルミのジェラートを食べてくれました。
その後、山ちゃんも来てくれて、なぜか同じくクルミのジェラート。
今日はジェラートが出そうな予感!!

金運を呼ぶには金色のものを身に着ける事、と聞いた事があるので、前日のシルヴァーから、ゴールドのパンツに替えてみましたが、果たして効果はあるんでしょうかね? (笑)
マニアックなお客さんもいて、これからアメフトやるんですか、なんて訊かれたりもしましたが・・・・


前日に比べて、かなり人通りが多い事は確か・・・・でも、気温の低さがなぁ・・・・
前日のブラウマイスターの売れ方に比べ、かなり低調なのは確か!!
ただ、ジェラートは、前日より売れるみたいです。

不思議なもので、全然売れないと思っていても、何かのきっかけで急に売れ始めると、その状態がしばらく続くんですよね。
『群集心理』というヤツでしょうか、お客さんが何人か並ぶと、続いて並ぶ人が結構いるんですね。
さっきまでのヒマさがウソみたいに・・・・とは言っても、そんな状態がいつまでも続くわけではないんですが。

でもね、ジェラートを食べた人の中に、「このジェラートは本当にウマいよ」って、廻りの人達に宣伝してくれる人がいたり、キリンビールの人が、わざわざブラウマイスターを飲みに来てくれたり、本当にありがたいと思う事がたくさんありましたね。


そんなこんなで終了してみると、2日間で、ジェラートが約90個、ブラウマイスターが約40杯出ました。
気温が高ければもっとたくさん売れただろう、って言われましたけど、初めてやった事としては、まあまあの線まで行ったのではないかと思います。
テントもすぐに組み立てられる事だし、次はどこでやろうかな、って考えてますけどね。
まぁ、とにかく、いい経験をさせてもらいました。
『千葉大正軒』をはじめ、お世話になった皆様には、本当に感謝しております。
ありがとうございました。



13日の夜、去年に続き、中山中3年2組のプチ同窓会がありました。
去年は、直前に決まった事もあり、参加者が少なかったので、今年は早めに、Yahooグループの掲示板に書き込んだのですが、そんな事もあって、12人が集まりました。
去年はウチでやったので、料理が出終わるまでオレが参加できなかったという事もあって、今年は別のところでやる事になったのですが、結局のところ、こういう商売をしていると、途中参加になってしまうのは宿命みたいなものなんでしょうね。

開始から2時間遅れで行ってみると、かなり話で盛り上がっている様子。
入って行くと、20数年ぶりに会った同級生が、オレを見て驚いていた。
40代も終盤になってポニーテイルにしているなんて、昔のオレしか知らない人からすれば、驚き以外の何ものでもないんでしょうね。

去年のブログに、「オレは、このクラスの時の事が一番思い出深いし、一番好きなクラスでもあります。」って書いたけど、聞いてみると、みんなそう思っているみたい。
それだから、急な呼びかけでも、結構な人数が揃うのでしょうね。

で、それから2時間程話をした後、カラオケへ行く事になり、タクシーに分乗して三福寺へ向いました。
でも、今回の幹事の優秀な事・・・・なんでこんな低料金でできるの、って驚いたね。

カラオケでは、オレ達が中学生だった頃の歌を中心に選曲する事、というルールで始まり、懐かしい歌が次々と歌われる。
歌が途切れた時に、隣のヤツと話をしていて、たまたま、つボイノリオの話が出た時に、『金太の大冒険』や『極め付け!お万の方』なら今でも歌える、って言ったら、金太の大冒険を歌うハメに・・・・
何故かマイクのスウィッチが入らなかったので、大声を張り上げて、1番から11番まで歌いました。
まぁね、金太の大冒険なら、ネタとして歌えますけど、『お万の方』や『吉田松陰物語』ともなると、チョット人前で歌うのはねぇ・・・・

つボイは、下ネタソングの帝王、とか言われているけれど(ここを参照)、ここまで徹底してやれば、それはもう、スゴい芸になっていると思いますね。
少し前に、エロ詩吟というネタを流行らせた芸人がいましたが、つボイの『吉田松陰物語』と比べると、芸格といい、歌い回しといい,つボイの方が遥かに上を行ってますからね。

そういえば、オレと同じ世代の人ならたいていは『鶴光のオールナイトニッポン』を聴いていたと思いますが、同窓会の後、その鶴光が歌った『鴬谷ミュージックホール』が、なぜかやたらと思い出されるのが不思議です。
若い頃を思い出して懐かしがる歳になった、という事ですかね。



さて、もう子供達の夏休みも終わりますね。
新学期に子供達が登校するのを見ると、ザマミロ、って思ってしまうのは、オレが大人げないという事なんでしょうかね。

では、また。
Ciao. Arrivederci!!  

Posted by spock at 22:15Comments(4)出来事