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2008年07月01日

3周年パーティー

Ciao. spockです。

LA FENICE がオープンしたのは、2005年の7月1日でしたから、早いもので丸3年経ちました。
なんとかここまでやって来れたのも、店に来て頂いたお客様のおかげです。
ありがとうございました。

今年も去年に続き、29日にパーティーをやりました。
常連のお客さんや劇団関係の人、30人くらいに声をかけたのですが、その殆どの方が来て下さるという事で、ブレスを見て問い合わせの電話を下さったお客さんには、残念ながらお断りする事になりました。(電話を下さったお客様、ごめんなさい)

パーティーは18:30に始まり、最後のお客さんが帰られたのが1:30・・・・皆さんに楽しんで頂けたようで、本当にうれしく思っています。
また、洗い物の山を見かねて洗ってくれた、今井ちゃん、優子さん、黒雷鳥さん、キンちゃんには、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

花やお酒を持って来て下さった方にも感謝しております。












下の酒は、非売品の『久寿玉』で、特別な時にだけ出される、貴重なものだそうです。



パーティーにお出しした料理やワイン等は次のとおりです。
 
生ハムとサラミの盛り合わせ
海の幸のサラダ ニース風
サーモンのマリネ
キノコ入り田舎風オムレツ
グリーン・アスパラのミラノ風

ほうれん草入り自家製タリアテッレのボローニャ風ミートソース
スパゲッティ トマト入りカルボナーラ
手作りマカロニ ソーセージ入り辛口トマトソース
ポルチーニ入り パルマ風リゾット

青じそ風味のソテーオニオン入り 鱸のフライ 
鯛のモンテカルロ風バターソース
鱸の岩塩包み焼

鶏胸肉のヴァッレダオスタ風チーズ焼
鶏ささみのグラティナータ

子牛のミラノ風カツレツ ケッパー・レモン添え

サラダ、ロゼッタ(パン)

アーモンドとカラメルのジェラート
クルミのジェラート
ブラッディ・オレンジのジェラート
カボチャのプリン
パンナコッタ

エスプレッソ


コンチェルト ランブルスコ
カヴィッキオーリ マルヴァズィーア セッコ
オスコ ビアンコ
オスコ ロッソ
アルトス ラス オルミガス マルベック
ヴィッラ ヨランダ バルバレスコ 2003

ブラウマイスター


料理が一通り終わったところで、劇団無尽舎がウチで撮影した映画『黄金の印』を上映し、その後は、ワインやビールを飲みながら歓談。
初対面のお客さん同士が会話で盛り上がっているのを見るのは、店としてはうれしいものですね。
まぁ、マニアックな店に集まるお客さんは、やはりマニアックなんでしょうかね。

同級生だったテノール歌手の水口 聡にも声をかけたのですが、29日は日帰りで東京へ行くので、戻って来たら顔を出す、との事。
10:00を過ぎた頃、駅に着いたその足で、荷物を抱えたまま来てくれました。
しばらく、ワインを飲みながら話をしていましたが、

興に乗ってきたところで『アンドレア・シェニエ』のアリアの触りをフルヴォイスで歌い始めたのですよ。

その後、カンツォーネの触りを何曲かと、『めでた』に郡上踊り、春駒の一節まで歌ってくれました。
みんな大喜び・・・・


水口は以前から、ウチで『声と料理を楽しむ会』をやりたいと言っていたのですが、今年中に第1回をやりたいと言っていますから、何とか実現させたいと思っています。


パーティーも終わりに近づいた頃、カウンターに置いてあるVHDプレイヤーが話題に上がり、少しだけ映画を観る事になりました。
その時選んだディスクは『ショウほど素敵な商売はない』・・・・この映画を観ながら、いろいろ思う事がありました。


こういう商売をしていると、水商売とはうまく言ったものだと思う事がよくあります。
昼はカウンターまでいっぱいになり、夜は予約のお客さんの準備をしていると「予約がないとだめですか」と言って入って来られるお客さんが何人もあったり(残念ですがお断りします)・・・・で、次の日は一日通してゼロ、なんて事もよくあります。
客商売の宿命ですから、いちいち落ち込んでいるわけにはいきませんが、時々、大丈夫なのかなぁ・・・・って考え込む事もあります。
まあね、元来が能天気な人間なので、立ち直るのは早いんですけど・・・・

でもそんな時、ふと思い出して元気づけられるのが、アーヴィング・バーリン Irving Berlin の『ショウほど素敵な商売はない』There's no business like show business です。

同名の映画は、『雨に唄えば』『ウェストサイド・ストーリー』とならんで、ミュージカル映画の最高傑作だと思っているのですが、映画の最後の方でエセル・マーマンが歌う There's no business like show business は、マーマンの歌い方が大袈裟過ぎると言う人もいますが、オレは本当にいいと思いますね。
まぁ、ショウビジネスも客商売という意味では食べ物商売と同じようなものなんでしょう、マーマンが The closing, and the customers don't come. ・・・客の来ない千秋楽・・・と歌うところ(バーリンのオリジナルにはない歌詞なんですが)で、来てほしい時に客の来ない寂しさは一緒だな、と思うのですよ。

この曲の歌詞の一番最後はこんなふうになっています。
Yesterday they told you you would not go far, that night you open and there you are,
Next day on your dressing room they've hung a star, let's go on with the show!!
昨日みんなに貶されても、今夜はまた舞台に立ち、
次の日にはスター、さあ ショウを続けよう!!

まぁ、オレの商売では一晩でスターになる事はありませんが、いつかは、毎日お客さんが来るようになる時が来るんだろうな、と思いながら店を続けているんですよ。
まぁ、そんな事を思いながら、丸3年が過ぎましたけど・・・・

でも、また来年、4周年パーティーができるように、頑張ってやっていきますよ。
これからも、LA FENICE をよろしくお願いします。

では、また。
Ciao. Arrivederci!!  

Posted by spock at 17:35Comments(14)