2018年07月13日

13周年感謝パーティー

Ciao. spockです。

前回の投稿から、かなり時間が経ってしまいましたが、なんとか元気にやっています。

オレはありがたい事に、病院には全く縁のない人間なのだけれど、還暦が近づいてきたら、身体のあちこちに問題が出てくるようになった。

5月に病院に行った時、先生から大学病院で診てもらうように言われ、富山大学附属病院を紹介されて、片道2時間かけて行ったところ、担当の先生から、持って行ったCTのデータを詳しく説明してもらった上で、「他の先生の意見も訊いてから今後の治療方針を決めましょう」と言われ、4週間後にもう1度行くことになった。

4週間も間が空くという事は、急を要する事ではないのだと理解はしたけれど、やはり気になる。
で、4週間後に行ったところ、「今のところ問題はないでしょう」と言われ、先生の話を5分ほど聞いて、220円支払って帰ってきた。

自分ではまだ若いつもりでいても、確実に歳は取っているわけで、その分身体を労わってやらなければいけないのだけれど、なんか、歳を取ったという実感がないんだよなぁ。

まぁ、人生の終わりまで、若い気持ちで生きる事ができたらいいな、と思うのだけれど・・・・



さて、LA FENICE がオープンしたのが、2005年の7月1日でしたから、もう13年も経ったわけです。
まぁ、これだけ儲けの出ない店がよく続いたものだと、自分でも感心しているのですが、これもウチを贔屓にして下さるお客さんのお陰ですから、今年も6月の30日(土)の7時から、恒例の感謝パーティーをやりました。

13周年感謝パーティー

この日は他にいろいろな行事があったため、例年に比べ、参加できる方が少なかったのですが、ここ3年ほど、30人ほどの方に来て頂いていて、立ったまま食べておられる方もみえたので、今年は逆に少な目の人数で、ゆっくりと食べてもらう事にしました。

まぁ、オレ自身、30人を相手にするのには結構キツイものがあったので、無理をせずにやろうかと・・・・結局、芝居が終わってから駆けつけてくれた劇団関係者も含めて、20人の方に来て頂きましたが、これくらいが丁度いいのだと思います。

また、参加できない方が、わざわざ花を贈って下さったり、
13周年感謝パーティー

持ってきて下さったり、
13周年感謝パーティー

参加するのに贈ってくださった方も・・・・
13周年感謝パーティー



今回は、『ラ フェニーチェ 広報担当』を自称するノア ド ココさんが、写真や動画を撮りまくってくれたので、そちらは全てお任せして、ひたすら料理に専念していましたが、ギリギリでやっていた去年に比べ、カウンターのお客さん相手にダジャレを連発する余裕があったくらいなので、来年もこのパーティーができるのであれば、これくらいの人数に絞ってやりたいと思っています。

今回のパーティーでお出しした料理のメニューは、次のとおりです。

生ハム、コッパ、サラミ
魚介類のサラダ ニース風
グリーンアスパラのミラノ風
カポナータ
ゆで鶏のバジリコソース
ボイル野菜のバターソース

ジャガイモのニョッキ ピエモンテ風バターソース
ポルチーニ入り パルマ風リゾット
スパゲッティ トマト入りカルボナーラ
手作りマカロニ ソーセージ入りトマトソース
ペンネリガーテの4種チーズソース

鯛の岩塩包み焼き
鯛のモンテカルロ風バターソース
オマールと魚介類のワイン蒸し

鶏の魔女風鉄板焼き

子牛骨付きロースのミラノ風カツレツ
  
ここまでお出ししたところで、もう食べられないという事で、料理は終了。
料理の写真は、ココさんがFacebook に投稿してくれたものを、こちらに転載します。
(右上のFacebook マークをクリックすると、オリジナルの投稿に飛びます)



この他にも、写真から動画まで、「よくここまでやってくれたよなぁ」って思うくらいたくさんあり、それらを編集した『総集編』がコレ!!(右下のFacebook マークをクリックすると、オリジナルの投稿に飛びます)



その他の動画や写真。

グリーンアスパラのミラノ風


ジャガイモのニョッキ ピエモンテ風バターソース


ポルチーニ入りパルマ風リゾット  ペンネリガーテの4種チーズソース


手作りマカロニのソーセージ入りトマトソース


鯛の岩塩包み焼き


鯛のモンテカルロ風バターソース


オマールと魚介類のワイン蒸し


鶏の魔女風鉄板焼き



毎年、妹と姪が手伝いに来てくれるのだが、今年は姪が体調不良のため、妹だけが手伝ってくれたのだけれど、毎年の事なので、もう慣れたもので、余裕を持ってやってくれていたので、こちらもラクでした。

ある程度落ち着いてからは、カウンターのお客さんと料理を作りながら話をしたり、ダジャレを連発する余裕も出てきた。
毎年来てくれる、パーティーの常連のお客さんは、だいたいカウンター席を選ぶのだけれど、まぁ、そういう「勝手知ったる」お客さんを相手に話すのは楽しいもの。

ここでひとつ言わせてもらいたいのだが、ダジャレを言うと、なぜか「オヤジギャグ」って言われるのが、オレはすごく心外なんだよなぁ。
オレは子供の頃からダジャレばかり言っていたし、そんな子供だったから落語家になりたいと思っていた時期もあったのだけれど、子供の頃から言っていたダジャレを「オヤジギャグ」って言われるのは、どうにも納得できない・・・・だから、ダジャレを一纏めに「オヤジギャグ」と言うのは止めて頂きたい。

さて、本題に戻って・・・・まぁ、そんな砕けた話をしているうちに、そこでネタにされたのが、この前Facebook に投稿した記事と、その写真。

その内容を要約すると、
以前から「還暦を過ぎてもビキニの似合う身体を維持する」と公言していたオレは、アクトス高山のプールに通っているが、オレ以外にビキニタイプの所謂ブーメランパンツで泳いでいる人を見た事がなく、ブーメランの方が動きやすくて足が長く見えるのに、みんな申し合わせたように黒いスパッツで泳いでいるのが不思議だ。
だからオレは、どうせ目立つならと思って、持っている中で一番派手な、赤と白のRQ-632のウォーターポロ(MIZUNO の光沢のある素材の水球用パンツ、通称ポロパン)を穿いて泳いでいるが、そういう緊張感も、身体を引き締めるのにはいいのかも。


13周年感謝パーティー

オリジナルの記事はコレ。
https://www.facebook.com/katsuya.nishino.18/posts/1648551018595033

その後、プールでビキニを穿くのはアリか、という話になり、「もうビキニの時代ではない」という非ビキニ派の意見に対し、オレともう一人のビキニ派は「動きやすくてスタイルもよく見えるから、水球、飛び込み、シンクロでは現在もビキニが使われているわけだし、持ち運びも着脱も簡単だ」という意見で反論・・・・結局は「何を穿こうが他人は見てないから、好きなものを穿けばいい」という当たり前の結論に達したわけだが、他人にどう言われようと、オレはビキニしか穿くつもりはないから、別にいいんだけれど・・・・


例年に比べ人数が少なかったこともあって、10時半を過ぎると帰られる方が多くなり、思っていたより早めのお開きになったのだが、最後のお客さんが帰られる時に、参加費として、折り畳んだお札を渡された。
13周年感謝パーティー

1億円札・・・・?
財布に入れておくと、お金を呼び込むそうなので、早速自分の財布に入れた。


さて、この店も13年続けて来たわけだけれど、今、これからをどうするか考えているところ。
こんな小さな地方都市の高山には、料亭が3軒もあって、それぞれが特徴を持って成り立っている。
そういう高山だからこそ、イタリアの『料亭』にあたる Ristorante リストランテを根付かせたいと思ってこの店を始めたのだが、それが成功したとは思えない。

ここ2~3年というもの、ディナーの予約をして下さるお客さんの8割以上が飛騨地区以外の人だという事実・・・・これじゃ、高山でやる意味が無いんじゃないかと思うわけ。

基本的に『専門店』というものは、誰もが行くところではないので儲からない・・・・これは世界共通の事実で、イタリアで最高の格式を持つ、ミラノのサヴィーニ Ristorante Savini だって、経営不振のため、過去に何人も経営者が変わったし、オレの料理の原点である、ベルガモのタヴェルナ デル コッレオーニ Taverna del Colleoni も、企業の資本が入って、Taverna Colleoni del' Angelo と名前が変わってしまったが、長い歴史と格式を誇る店であっても、維持していく事は難しいのである。

でもオレは、敢えて高山で専門店をやってみたかったわけ。
予約制でコースのみというやり方は、料亭では当たり前の事であって、それ故、自分の食べたいものを、自分だけの時間の中で楽しめるわけなのだが、その事がなかなか理解してもらえない・・・・イタリア料理としては、「高山でやるには30年早かったな」って、始めて数年で実感した。

27年前、オレがダイエーの中内 功氏に呼ばれて赤坂へ行った、ちょうどその頃、ダイエーは新しい形態の会員制ストアー "Kou" を神戸にオープンさせていたのだが、業績はサッパリで、ダイエーの内部でも「あれは失敗だ」という声が多く、幹部の人たちの間では、「日本でやるには20年早すぎた」と言われていて、結局、数年で閉店してしまったけれど、あれから30年近く経った今、同じ形態のCostco が人気を集め、日本各地に店舗を増やしているところを見ると、あの頃ダイエーの人たちが言っていた、「日本でやるには早すぎた」というのは正しかったのだと思う。

それと同様に、「高山でやるには30年早すぎた」と思っているウチも、あと15年位続ければ上手く行くんじゃないかと思っているのだが、出来るだけ多くの人に、イタリア料理を本来の形で食べてほしいという思いから、料理の値段だって、東京の相場のほぼ半分でやっているから、今までまともな儲けが出た事がない。

オレ自身、かなり楽天的な人間なので、借金しながらでも続けていけば、必ず認められる時が来ると思ってやっているのだが、オレとは違って心配性の母は、この先どうやって生きていくのかを気にするあまり、不眠症と胃潰瘍になってしまい、もういい加減止めてくれ、って言われていて、最大の協力者であり、出資者でもあり、大家でもある母を苦しめ続けるわけにはいかないので、どこかで区切りをつける必要はあると思っている。

まぁ、そういう意味で、石川啄木じゃないけど「わが生活楽にならざり ぢっと手を見る」という心境なのだが、この前、手を見ていて、ある事に気がついた。


オレは今から11年前、このブログにも書いたのだけれど、スピリチュアル カウンセリングの第一人者であるM先生について、スピリチュアル カウンセリングを習ったのだが、その翌年、新しい技術を習うために先生ところに行った時、カウンセリングは多くの視点から見た方がいいという先生の方針で、手相鑑定の第一人者であるS先生を招いて、プロとして手相を見る方法を習った。

スピリチュアル カウンセリングも、手相鑑定も、プロとしてやれる事はすべて習ったという終了証をもらったものの、副業で他人の運命を見るのはどうかと思うので、職業としてはやらなかったけれど、今も時々、当時の資料やノートを取り出して勉強はしているので、自分の手相も時々見るのだが、今年になって、今まで気がつかなかった線を見つけた。

13周年感謝パーティー

この線に気がつかないという事はなさそうなので、おそらくは新しく出てきた線だと思うのだが、生命線を起点に中指の下の土星丘に向かって伸びる線・・・・調べてみると、運命線の一種の『千金紋』という線で、別名を『成り上がり線』という、文字通り、どん底から頂点に向かって駆け上がる相との事。
ちなみに、ウェブ上で見つけた解説がコレ。

13周年感謝パーティー

ただ、この線があれば成り上がれるのではなく、努力を続ける事が重要なのだそうだが、左手だけでなく、右手にもこの千金紋が出来つつある(うっすらと出来ている)ので、成り上がれる時期に来ているんじゃないかなぁ、と思っている。

まぁ、これだけはなってみないと分からないし、一緒に受講した仲間から「すぐにプロでやれる」と言われたくらい、すんなりとできたスピリチュアル カウンセリングとは違って、手相の方は、あまりしっくりと行かなかったので、どこまで正しく見れているのか分からないのだが、ポジティヴな気持ちを持ち続けることは必要だと思うので、成り上がる事を信じてやるしかないんだろうな。

来年もまた開店14周年感謝パーティーができると信じて、やっていこうと思います。


最後に、ひとつ宣伝しておきます。

高山室内合奏団の第15回定期演奏会が、8月26日(日) 午後2時から、飛騨世界生活文化センター 飛騨芸術堂で行われます。

13周年感謝パーティー

演奏する曲は、メンデルスゾーンの弦楽のためのシンフォニア 第7番 ニ短調と、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』の2曲です。

例によって入場は無料で、無料の往復シャトルバスが運行されます。
   ワシントンホテルプラザ前 13:10発      飛騨センター 15:30発

田園はオレの最愛の曲なので、超難しい曲だけれど、何とか弾けるようにと頑張っています。
ぜひ、聴きに来て下さいね。


では、また。
Ciao. Arrivederci!!

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