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2008年08月22日

私的エコ論? Rollerbradingの話!!(その1)

Ciao. spockです。

久しぶりの更新です。
前回アップしたのは7月の初めだったけれど、気がついてみれば、もう8月も終わりかぁ・・・
夏大好き人間としては、夏の終わりが一番寂しいですね。
まぁ、2週間後にはNFLが開幕しますから、秋はそれを楽しみにしているのですけど・・・


先日、TVの取材を受けました。
ウチもやっと、取材を受けれるようになったかぁ・・・・と、しばし感慨に耽る事はさておき、準備から、調理、説明、撮影後のスタッフ9人の食事まで、全部一人でやったので、大忙しでした。
あらかじめ台本は貰っていたのですが、そんなのは無視してアドリブで喋りまくり・・・・
主役の高山厳さんより多く喋ったのではないかと・・・・
まぁ、大部分はカットされるんでしょうけど・・・・
23日の14:00から、岐阜放送の『第11回飛騨高山高根歌謡祭』という番組の中で放送されます。


さて、本題に入りましょう。
この前、32年ぶりに白川郷へ行ってきました
行きは156号線を通り、帰りは先日開通した道を通ったのですが、大喰らいのウチの化け猫も、信号や渋滞の無い道を走ると燃費はかなり良くなり、ガソリン消費量は街中を這いずり回っている時の約半分になります。
とは言っても、燃費の悪い事には変わりがないわけですが・・・・

このところ、原油価格は暴落しているのに、ガゾリンの値段は高いまま・・・・以前のような値段に戻る事はないのでしょうかね。
とにかくガソリンの消費量を抑える事、要するにクルマに頼り切らないことが必要ですよね。
まぁ、オレはもともと自転車乗りですから、荷物を運ぶのでなければ、自転車だけでも事足りるのですけど・・・・


今から2ヵ月ほど前の事、クルマに頼らず自分の足で移動するなら、自転車の他に『アレ』もあったよなぁ・・・・って考えていた時に、TVを見ていて、あるCMに思わず見入ってしまいました。

それは、キリンのSONiQのCFです。(わりと短い期間だけ放映されて終わりましたが、近々復活するそうです)



ちょうどその時考えていた『アレ』というのが『ローラー・ブレイド』の事だったせいもあって、そのCFに思わず見入ってしまったのですが、それと同時に、いくつもの意味で『なつかしさ』のようなものを感じた・・・・というか、いろいろ思い出させられましたねぇ。
まぁ、そんなふうに感じるのは、オレだけなんでしょうけど・・・・

(注・ウィールが一列に並んだ『インライン・スケート』の中で、ローラー・ブレイド社製のものが『ローラー・ブレイド』と呼ばれるのですが、「インライン・スケートをする事」は メーカーに関係なく "Rollerbrading"『ローラーブレイディング』で通用するようです。)

あの螺旋状の駐車場(だそうです)の雰囲気は『ブレイド ランナー』を思い出させられますねぇ。

20年以上も前、LDを発売と同時に手に入れて、毎晩のように観てましたから、何となく、なつかしい気がしたのかもしれません。

そんな場所をインライン・スケートでボディー・チェックしながら駆け下りて行くのを見て、オレが中学生の頃に一世を風靡した『ローラーゲーム』を思い出しました。

あの頃はみんな、毎週TVの前にかじり付いて『東京ボンバーズ』を応援してましたねぇ。
特に、スレンダーな身体でストレートのロングヘアーをなびかせながら果敢に戦っていた、佐々木ヨーコがカッコよかった。

後に『ローラーボール』なんて映画もできましたね。


実を言うとですねぇ・・・・10数年前、オレはローラー・ブレイドに入れ込んでいた事があるんですよ。
とは言っても、ローラー・ブレイドを、スポーティング・ギアとは考えずに使っていたわけなんですが・・・・


ローラー・ブレイドが正式に輸入されたのは92年の春で、最初に輸入されたのは2種類だけだったし、情報誌等での扱いも大きいものではなかったので、あんまり売れなかったんだろうなぁ、とは思っていましたが、オレは興味を持って見ていたのですよ。

東京に限らず大都市はみんなそうだと思うのですが、地下鉄やバスに乗れば、だいたい行きたいところへは行けるのだけれど、駅から目的地までが遠い場合が多いんですよね。
そういう時に使える移動手段はないものか、と考えていたのですが、自転車じゃ電車の中に持ち込むわけにはいかないし・・・・で、簡単に持ち運びのできるローラー・ブレイドなら、移動手段として使えるんじゃないかと考えたわけです。

でも、よく考えてみると、階段の昇り降りや、乗り物に乗る時なんかは脱着が大変なんですよ。
あぁ、これもダメかぁ、って思っていたのですが、翌93年の春、アメリカ本国で発売されている殆どの機種が輸入されることになり、その中に『メトロ・ブレイド』を見つけたのです。
文字通り、メトロ(地下鉄)にも乗れるローラー・ブレイド、という事からつけた名前なんでしょう、本体からシューズが取り外せる構造になっていて、必要のない時は本体を外して歩けるようになっているんですよ。

カタログには
車よりも自転車よりも速く とか
新たなライフスタイルを志向した都市型トランスポーテーションギア って書いてありました。


オレが求めていたのはこれだ、と思って、すぐにその当時ローラー・ブレイドを一番多く扱っていた新宿の『フィールド』へ行って予約しました。

値段は結構高かった事を憶えているのですが、当時のカタログで調べてみると、なんと55000円!! こんな高い物を買ってたんだなぁ、と、しばし考え込みました。

メトロ・ブレイドが発売されたのは、93年と94年だけでしたから、ある意味『レア・アイテム』ではありますが、96年頃、1万円位で投げ売りされていたようですから、よっぽど売れなかったんでしょう。

ちょうどこの頃、コカ・コーラのCFで、近未来の都市を謎のローラー・ブレイド集団が駆け巡る、というのがありましたが、ローラー・ブレイドの発売に合わせて作られたCFだったのかもしれませんね。


発売日の休憩時間に受け取りにいき、予想外に大きな箱を抱えて戻って来たのですが、実はそれ以上に大きな問題を抱えていたのですよ。
オレはスケートというものを、生まれてから一度もやった事がない・・・・

ズーッと昔、TVでプロのスケーターが、スケート靴を履いて歩く事ができればスグに滑れるようになる、って言ってましたから、何とかなるだろうと思ってはいたものの、本当にできるのだろうか・・・・

その日、部屋に帰って早速装着し、とりあえず立って歩いてみると、ちゃんと歩けたのですよ・・・・いつだったか伯母が「雪の積もるところで育った人は、自然にバランス感覚が身に付いているんだから、スケートができない筈がない」って言ってましたが、納得しましたね。

次の日の休憩時間に、スケートの得意な後輩に見てもらってアドヴァイスを受け、タベルナ・デル・コッレオーニがあった赤坂ツインタワーの裏口横の空地(ローラー・ブレイドをやるには打ってつけのスゴくなめらかなコンクリートの空地でした。でも何のための空地だったんでしょうね)で練習していたら、3日目位には「昔からスケートやってました」みたいな顔をして滑れるようになったのですよ。


で、実際に移動手段として使えるか、という事になると・・・・やはり問題がありますね。
アメリカのように、広い道が延々と続くところならいいのでしょうけど・・・・

日本の場合、車道を走るのは無理なので、歩道を走るしかないのですが、狭くて段差ばかりの上、当然の事ながら歩行者が優先ですから、駆け抜けるというわけにはいきません。
慣れていないうちは咄嗟のブレーキングが難しい、という事もあります。
まぁね、道路交通法から見れば、かなりグレーな部分に入る事も確かなので、控えめな存在でいる事も必要なんですね。

それから、オレがその当時住んでいた赤坂もそうでしたが、東京には結構坂が多いので、登り坂は体力が続く限り登ればいいのですが、急な下り坂では制御できない事があり、ハッキリ言って怖い!!
その当時オレの部屋は、結構急な『南部坂』のちょうど真ん中にありましたから、前の道に出ると、すぐ上に向かって登り、遠回りしながら、ゆるやかな坂を下るという方法を選択するしかなかったですね。

あと、本当に怖かったのは、ある朝、ローラー・ブレイドで仕事場へ向かっている途中に、急に雨が降って来た時の事です。
ザラっぽい舗装道路ならいいのですが、表面が滑らかな場所だと、雨で濡れ始めた途端、ローラー・ブレイドのウィールは、グリップする事を放棄してしまう・・・・要するに、止まろうとしても動こうとしても、スリップするんですよ。
仕方なく、転ばないようにバランスをとりながら、縁石に擦り付けるようにして止まりましたが・・・・


ローラー・ブレイドを移動手段として使うのには、難しい点も結構あるけれど、うまく条件が合えば意外と使える、というのが、最終的な結論でした。
まぁ、なんだかんだ言いながら、それでも結構、移動手段として使いましたから、充分楽しませてもらった事は確かなんですが・・・・


丁度その頃は、スクーバ・ダイヴィングにもハマり込んでいたのですが、他のみんなは金曜日の晩に出かけるのに、オレは仕事があったので、ダイヴィング機材だけ預けて運んでもらい、土曜日の朝イチの電車で、みんなを追いかけた事がありました。
で、その時、赤坂から新橋の駅までローラー・ブレイドで走ったのですよ。

早朝で、歩行者がいなかったとはいえ、歩道の段差や、いきなり横道から顔を出すクルマに阻まれて、あまりスピードは出せなかったのですが、当然、歩くよりかなり早く駅に着きました。
でも、電車に乗ってから点検してみると、ウィールは傷だらけだし、ベアリングに(微かではありますが)ガタが出ているような・・・・やはり、段差の多い歩道を走るのは、かなりハードな事なんでしょうね。

その日、海に潜った後、宿泊した富戸の『シーフロント』のそばにある、いつもガラガラに空いている広大な駐車場へ行って、みんなで交代しながら滑ったのですが、みんな大喜びでしたね。
この日は海が荒れて、みんなが期待していた伊豆海洋公園の『2番の根』に潜れなかった所為もあってか、ログブックには、海の事よりローラー・ブレイドの事が多く書かれていました。

その後も、ダイヴィングに限らず、人の集まる時にローラー・ブレイドで行くと、盛り上がりましたねぇ・・・・やはり、一度やってみたいと思っている人が多いんでしょうね。



そんなに入れ込んでいたローラーブレイドなんですが、いつの間にか疎遠になってしまった理由は、移動手段として期待していた程使えなかった事の他に、もう1つあるのです。
一言で言えば、スタイルの問題、という事でしょうか。

当時のスケーター達は、例外無くダブダブのウェアを着て滑っていました。
下にプロテクターを着ける必要があったから、という理由もあったのでしょうけど、片方に脚が3本位入りそうなパンツに、2サイズくらい大きめのTシャツ・・・・そんな格好が普通だったのですが、オレはダブダブのウェアというのが生理的にダメなんですよ。
端から見れは、実にたわいない理由なんでしょうけど、そんなわけでローラーブレイドから遠ざかってしまったわけです。
(同じ理由で、以前はよく見ていたバスケットボールも、全然見なくなりました)

ところが、最近見たいくつかのVTRの中で、ストリート/パーク系のアグレッシヴ・スケーター達が、タイトなウェアを身に着けて滑っているのを見て、最近の流れが、ルーズ系からタイト系に変わって来た事を知ったのですよ。(いつかそうなるだろう、という確信は持っていましたが)
タイトなウェアを通して見る、彼らの身体の躍動感と、スタイリッシュなスケーティングに、思わず感嘆の声をあげてしまいましたね。

タイトなウェアでアグレッシヴ・スケーティングをするためには、プロテクターを着ける必要が無いだけのスケーティング・テクニックと、ダメージの小さい転び方のテクニックを持っている事が最低条件ではありますが、そのあまりのカッコよさに、オレもアグレッシヴ・スケーティングの練習を始めました。
とりあえず、バックスケーティングとジャンプから・・・・
HOW TO AGGRESSIVE INLINE SKATE というDVDも手に入れて見てますけど・・・・


VTR等で、高度なテクニックを持ったスケーター達が、あらゆる場所を自由自在に走り回っているのを見るにつけ、それなりのテクニックを身に付ければ、街中の移動手段として、インライン・スケートってスゴくいいんじゃないかって思うようになったのですよ。
というか、今の時代こそ、こういう考え方があってもいいのではないかと思うのです。
もちろん「周りに迷惑をかけない事」や「すべて自己責任で行動する事」という最低限のルールを守る事が前提なんですが・・・・

自分自身のバランス感覚の上で成り立つローラーブレイディングでは、常に周りの状況を見ながら、少し先を予測していなければ、まともに滑る事はできません。
そう考えると、少なくとも、周りの状況を全く考えないで走っている自転車(一時停止する事なく交差点に突っ込んで行ったり、右側を逆走したり、携帯電話を見ながら走ったり)よりは安全だと、オレは断言します。

荷物がある時は別ですが、例えばウチから雷鳥屋さんへ行く位の距離だったら、駐車・駐輪スペースも要らないし、ちょうどいいのではないでしょうかね。
駐車・駐輪スペースが必要ないというメリットの他、身体のためにも、エコの面からも、いいと思うのですけどね。

まぁ、どこまでできるかは、やってみないと分かりませんが・・・・


さて、まだまだ長くなりそうなので、続きは(その2)で・・・・
次回は、インライン・スケートをハード面から書いてみます。

では、また。
Ciao. Arrivederci!!  

Posted by spock at 17:05Comments(2)スポーツ