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2009年05月27日

個人輸入の話

Ciao. spockです。

いや〜、5月ももう、残すところ4日かぁ・・・・やっとこの間、ゴールデンウィークだって言っていたような気がするんですけどね。
ウチは毎年ゴールデンウィークはヒマなんですが、今年のゴールデンウィークは予約が結構はいったので、本当にありがたい事だと思います。
関東方面からの予約が多かったのは、全く予想外の事でした。
さらに、このブログを見て決めた、と言って下さる方が多かったのは意外でしたね。

3日に家族で来て下さったAさんは、ひだっちブログ経由のメールで予約をして群馬県から来て下さったのですが、帰られる時に4枚のCD-Rを下さったのですよ。
Aさんは前橋交響楽団のオーボエ奏者で、オレがこのブログに高山室内合奏団の演奏会の事を書いているのを見て、前橋交響楽団の演奏会を録音したものを持ってきて下さったとの事です。

曲目を見ると、シューベルトの『ザ・グレイト』や、チャイコフスキーの『悲愴』といった、オーケストラの技術も規模も要求される曲が収録されています。
前橋交響楽団のウェブサイトにある画像を見てみると、コントラバスが5本並んでいますから、アマチュアのオーケストラとはいっても、かなり大きな編成のオーケストラのようです。

で、そのCD-R、なかなか落ち着いて聴く時間がなくて、いつ聴こうかと思っていたのですが・・・・
先日、高山室内合奏団のコンサート・ミストレスの町川さんが来られた時に、その話をしたら、ぜひ聴かせてほしいと言われたので、お貸ししました。
町川さんの後にオレが聴いて、さらに他の楽団員の人にも聴いてもらい、その感想をAさんに届けようと思っています。
それをきっかけに、オーケストラの交流ができたらいいんじゃないかと・・・・って楽団員でもないオレが言うのもヘンですけどね。

実を言うと、町川さんから、一緒にやりませんか、というお誘いを受けて、この前ヴァイオリンの練習を見せてもらったのですが・・・・やりたいですねぇ。
後は、いかに時間を作るか、という問題を乗り越えるだけなんですが・・・・

 

さて、本題に入りましょう。

ウチの『化け猫』こと、ジャガー XJ-S Convertible は、製造番号から調べたところ、1989年の4月に製造されたものなので、この4月で丸20年経ったわけです。
さすがに20年も経つと、ガレージの床に点々とオイルの跡が残るようになったし、内装がゆるんだのか、走っているとあちこちからサワサワと音が聞こえたり、大きいショックを受けると、どこかでガコッて音がしたり・・・・
まぁね、労りながら手を入れていこうと思うんですよ。

で、そのためには部品を調達しなければならないのですが、下手にやろうとすると、それが結構バカにならない金額になるんですよね。
でも、イギリスのクルマの場合、古いクルマの部品でも、あたりまえに流通していますから、うまく探せば絶対に安く手に入るはずなんです。
そういう場合、個人輸入するのが一番手っ取り早く、安くつきますね。
自動車部品は関税がFREEだし・・・・


個人輸入・・・・すごくワクワクするものがあります。
オレが初めて個人輸入をしたのは、もう24年も前の事でした。

アメリカのフットボール雑誌の広告を見て、当時ファンだった L.A.Rams のジャージやヘルメットを取り寄せたのですよ。
辞書を見ながら苦手な英語で見積もり請求のエアメールをタイプライターで打ち、銀行で手数料2500円を払って送金小切手を作ってもらい、送金後ひと月以上も待って、やっとで届いた時には本当にうれしかったものです。

でも今はインターネットがありますから、クリックひとつで簡単に注文できるし、メールと翻訳ソフトを使えば連絡も楽なものですから、要領さえ分かれば、国内の通販とそれほど変わる事無く商品が手に入るので、本当に便利です。
まぁね、簡単にできるようになった分、やっとで届いたぞ、という感激が薄れている事は間違いないでしょうけどね。


で、いつも見ているジャガーメンテナンスコーナーJDOCのリンクに、海外のサイトがいくつか紹介されていたので、調べてみると、MOTORCARS LTDが一番いいみたい。
車種と年式を入力するだけで検索が簡単にできる上、値段も安いのですよ。

Jaguar XJ-S 1989 と順番に入力して検索し、一通り見て必要なものをピックアップしてみたのですが、ついでに要りそうなものも含めて、これだけありました。
 ○エアコン レシーヴァー/ドライヤー
 ○レシーヴァー/ドライヤー用パッド
 ○Oリング 3種2個ずつ
 ○ラジエーターキャップ 2個
 ○エグゾーストパイプ用ハンガーグロメット 4個
 ○オイルフィルター
 ○フューエルフィルター
 ○ウイール用ナット 2個
 ○サンヴァイザークリップ 2個
 
これだけ注文しても、ほぼ100ドル・・・・日本で買うと、だいたい3〜4倍くらいの値段になるみたいですね。
ただ、問題なのは送料です。
金属製品が結構あるので、それなりの重量になりますからね。
送料計算のページで、配送先をJAPANにして計算したところ、なんと133ドル・・・・送料の方が高い。

これじゃ意味ないじゃん、てなわけで考えていたところ、思い出したのがJISAの事。
個人輸入の代行サービスの会社なんですが、転送サービスもやってくれるのですよ。
ウェブサイトで手数料込みの送料を調べてみると、ほぼ半分です。
早速、入会手続きをして会員になりました。

MOTORCARS LTDにオーダーを入れ、配送先をカリフォルニアのJISAのオフィスにしたところ、注文代金が100ドルを超えているので、アメリカ国内の配送料は無料になり、実質送料はJISAに支払う分だけになりました。
送料を加えても、日本で買う半額以下です。
すっごく得した気分ですね。

このMOTORCARS LTD、メチャメチャ発送が早い・・・・夜中の12時過ぎに注文を入れたのだけれど、朝7時半にパソコンを見た時には Your Order Was Shipped! というメールが届いてましたからね。
注文から発送まで、約6時間・・・・今までの経験上、最速の発送です。
これからも、こことは長くつき合いたいと思いますね。

自分でできる部品の交換や取付けはすぐにやるつもりですが、そういう事をする事で、さらに愛着がわきそうですね。
エアコン関係の修理は、いつも見てもらっているKさんにお願いするのですが、これで今年の夏は、雨の日でもガラスの曇りを気にする事なく走れそうです。


JISAの転送サービスについて詳しく調べてみたら、手数料は1件につき一律20ドル(商品数が10個を超えるごとに5ドル加算)ですが、混載発送を利用すると、2件目からは5ドルですむのです。
それならついでにもう1件オーダーしようと、EASTBAYのウェブサイトを見てみました。

EASTBAYに初めて注文したのは、94年の5月でしたから、丸15年も前の事です。
池袋のミプロでカタログを見つけ、すぐにファックスでカタログを請求してからの付き合いですが、多い時だと年に4回くらい注文していました。
日本でナイキのエアーマックスが大ブームになった頃から、カタログの中に日本語の説明書きが入ってくるようになり、ちょっと淋しい気がしたものです。

EASTBAYと取引を始めてからは、靴(スニーカー)をすべてここから買っています。
製造中止になったモデルが、かなり安い値段で出ているので、それを狙うのですが、オレの足にはナイキのサイズ9.5のものが一番ピッタリ合う事が分かっているので、それで検索をかけてやればいいわけです。

今回もそうやって調べていたら、ふと目についたのが、3足で99.99ドル、というセール。
9.5で検索してみると・・・・結構ありますね。
真先に見つけたのが、NIKE AIR MAX LT・・・・これ、元の値段が89.99ドル。
それから、SAUCONY JAZZ 3000 に NEWBALANCE MR 740・・・・両方とも元の値段は79.99ドル・・・・全部半額以下。
これでしばらくは靴の心配をしなくていいな。

他に何かないかと探していたら・・・・ありました、UNDER ARMOUR・・・・
アメフト用のアンダーとして開発されたUNDER ARMOURですが、日本ではプロ野球の選手が使い始めた事から人気が出始め、この前山都スポーツさんのブログにも書かれていましたが、今ではスポーツ用アンダーの定番になっていますね。
でもね、UNDER ARMOURのCMに野球選手が出ているのを見ると、野球の国日本では当然の事だと解ってはいても、それはもともとアメフト用に開発されたものだろう、ってツッコミを入れたくなるのは、アメフト側の人間のヒガミというものでしょうかね。

コンプレッションシャツにフットボールパンツを合わせるのが、オレの一番気に入った着方なんですが(モロに体型が出てしまうので、上にパーカを着てごまかしてますけど)、いわゆる『ジャージ』が絶望的に似合わないオレにとって、ジムに行く時だけではなく、普段着としても実に快適な組み合わせなんです。
まぁね、40代も終盤になってする格好じゃない事は、よ〜く分かっているんですけどね・・・・

現在日本で売られているUNDER ARMOURのコンプレッションシャツは、なぜか丈が長めのものばかりなので、超タイトなフットボールパンツの中に入れると、尻のまわりに裾のラインが出てしまうのですが、ここで見つけたのは短めなので、ちょうど具合が良さそうです。
ヒートギア・メタルのTシャツ、49.99ドルが29.99ドルで出ていたので、ロイヤルブルーとホワイトの2枚ゲット。
それから、ヒートギア・ブリッツのロングスリーヴシャツ、44.99ドルが、なんと19.99ドル・・・・当然これもゲット。

ウェブサイトのホームページにあるコードナンバーを注文の時に記入すると、15ドルのディスカウントがあるので、アメリカ国内の送料分がタダになりました。
こちらもJISAのオフィスへ送ってもらい、JISAに届いて検品が終わった後に混載の手続きをすれば、あとはカードから引き落とされて終わりです。


最終的にJISAから請求された金額は83ドルでした。
内訳は、基本手数料20ドルに、MOTORCARS LTDに注文した品数が10個を超えているので5ドル加算され、EASTBAYの分が5ドルで、計30ドル。
全商品の総重量が15ポンドだったので、国際宅急便の送料が53ドルで、すべて合わせて83ドルでした。
たいていの場合、ショップからの直送だとEMS(郵便局)で送られてきますが、国際宅急便だと送料がほぼ半分で済みます。
こんな事だったら、もっと前からJISAを使うべきだったと思いましたね。

米国ヤマト運輸のウェブサイトに貨物追跡のページがあり、自分の荷物がどうなっているのか見る事ができるのもいいですね。

今回のオレの荷物は、5月20日荷受、21日出荷、22日成田到着、となっていて、結局予定より1日早く、24日の朝に届きました

荷物を受け取る時に関税を払わなければならないのですが、これは係官の判断しだいなので、品数が多くても関税無しの時もあれば、少量なのに、えっそんなに、と思う時もあります。

ちなみに今回は1600円・・・・今までの経験から言えば、かなり安いと思います。

関税の内訳は、ジャガーの部品はFREE、靴とシャツは10.9%

課税対象となった靴とシャツは、価格が約1/4で見積もられているので、かなり安く計算されています。

それに消費税が加算されて、全部で1600円でした。


いや〜、今回は本当にいい買い物ができました。
でもね、ひとつだけ・・・・MOTORCARS LTDに注文した物のうち、一番必要としているエグゾーストパイプ用のハンガーグロメットが、在庫切れのため送られて来なかったのですよ。
むこうの都合なので、送料はタダのままでしたけどね。

これだけは日本で買わないと仕方がないのだけれど、1個3.55ドルの部品が、日本で買うと、2個セットで2200円・・・・アチャー・・・・やっぱり、ちょうど3倍の値段ですね。
まぁ、こんな事もあります。


そういえば、過去に何回かトラブルにあった事もありましたが、そういう時は、英語の勉強をさせてもらっていると思って、そのトラブルを楽しんでしまう事にしています。
何回かメールのやり取りをすれば、たいていは解決できるし、そういうトラブルを解決して手に入れた物には、強い愛着を持つようになったりするのが面白いところです。
まぁ、そんな事も個人輸入の楽しみだと思っているんですけどね。

当然、国内の通販に比べれば、手間もヒマもかかるし、最低限の語学力(といっても中学生レヴェルで十分ですが)も必要ですから、面倒な事がイヤ、という人には向かないでしょうね。
でも、単なる通販に飽き足りない人には、絶対のお勧めです。
手間ひまをかける以上のメリットが、充分にあると思いますよ。

オレの場合は特殊な例かもしれませんが、海外から取り寄せた方が都合がいいことが多いんですよ。
例えば、サイズの問題。
オレの身長、胸囲、ウエストは、175、93、74なんですが、日本の標準サイズ(JASPO規格)だと、身長はL、胸囲はM、ウエストはSが適正サイズになるんですよ。
でもUSサイズだと、メーカーによって微妙に違いますが、SMかMDのどちらかでピッタリすべてが適正になるんです。
これは本当にありがたいですね。

それから、人と同じ事をするのが嫌いなオレにとって、誰も持っていない物を手に入れられる、という事は最大の魅力です。
高いカネを出して結構な数が出回っている『ブランド品』を手に入れるより、値段は安くたって誰も持っていない物を見つけて手に入れる事の方が、はるかに気が利いているとオレは思っているんです。
それには、日本未入荷のものを見つけて、直接取り寄せるのが一番いいんですよ。

そして何よりも、欲しい物が安く手に入る事。
今回取り寄せたジャガーの部品は、税と送料を込みにしても、日本で買う値段のほぼ半額でした。
3足で99.99ドルだった靴は、税と送料込みで1足が約4200円、UNDER ARMOURのメタルTが約3900円でしたから、日本で買う値段を考えると、かなり安いですね。
以前からこのブログに、高山にアメフト・ティームを作りたいという話を書いていますが、もし実現した時には、プロテクターは自分で輸入しよう、って思っているんですよ。
日本にはまだ正式に輸入されていない最新のヘルメットショルダーパッドでも、案外安く手に入れる事ができそうですからね。


最小限の費用で最大限の楽しみを見つける、というのがオレのモットーなんですが(はやい話がカネが無いという事なんですけどね)、そういう意味で、個人輸入はスゴく楽しめますね。
まぁね、たいしたモノは買えませんが、毎回、宝の山へ分け入るような気分になります。
手軽にできる宝探し、といったところですかね。

今回の『宝探し』は大成功でしたが、さて次回はどうなる事でしょう・・・・
まぁ、今から楽しみにしているんですけどね。


では、また。
Ciao. Arrivederci!!  

Posted by spock at 17:35Comments(2)